【福祉施設への自動散水導入事例】水やりし辛い軒下、壁面の緑化は自動散水で解決

今回は福祉施設に自動散水を導入させていただきました。
この記事では
① 壁面緑化や高所植栽の水やりが負担になっている方
② 人の手による水やりが厳しい場所に緑化を作りたい方
③ 乾燥しやすい場所に植栽を導入しようと検討している方
上記のような方のお役に立つ内容です。

壁面緑化の維持管理の難しさ
壁面緑化は、建物の外観を美しく演出してくれるだけでなく、植物を見ることによるヒーリングとしての心のケアから、建物への太陽光を遮ることによる断熱効果や空気の浄化効果といった空間環境の改善も期待できます。
しかし、壁面緑化は往々にして植物が広く根を伸ばす土壌のないところに植えられること。また風・太陽光の影響を直接受ける場所に配置されることが多いことから、乾燥が維持管理において問題となります。

2階・3階の軒下植栽の難しさ
高所の植栽も壁面緑化と同様の考え方が出来ます。高所のフロアで窓から外を眺める時に緑が見えることは、そのフロアで過ごす時間が多い人にとっての癒しとなります。
課題も同様に、高所のため人の水やりは危険であると同時に手間となります。土壌、乾燥の問題も壁面緑化同様に起こります。

自動散水システムの導入内容
1.ドリップ式散水システム
壁面緑化及び軒下植栽にはドリップチューブでの散水システムを導入しました。ドリップチューブは
・必要な水量を根元にゆっくりと供給できることで、土壌に水を確実に浸透させます。
・すべての設置場所の吐出量が一定になるため、不均一による植栽の枯れを防止できます。
・ドリップチューブを常設したままにすることで、手間なく安全に水やりが可能です。

2. コントローラー制御による自動散水
電源式のコントローラーを設置設置しました。コントローラーを設置することで、
・曜日、時間を設定することで水やりが自動化され、水やりを忘れて枯らしてしまうことが無くなりました。
・電源式にすることで電池切れの心配もなくずっと運用が出来ます。

