MRMスプリンクラーは、ノズル部分をペットボトルの蓋のように手で回して簡単に取り外し交換が可能です。
散水機.comでは、井戸水利用での自動散水システムは保証対象外となり、積極的なご提案は現在しておりません。
井戸水は水質が安定しておらず、電磁弁の錆びなどによる故障の原因となる為です。
右の写真は井戸水で自動散水を設置したケースですが、井戸水の赤水が出てしまい、それが電磁弁に付着して水が出っぱなしになる不具合となってしまいました。
そのため、電磁弁での制御方式は水質をしっかりと確認する必要があります。
今回の設備はお客様が水をあけたいときはバルブを手動で空けて、加圧ポンプでくみ上げた井戸水を利用してスプリンクラーに水を送水しています。
井戸水も加圧ポンプで送水することで、スプリンクラーに必要な水量・水圧を確保できる仕組みを構築してスプリンクラー散水することが可能です。
本来、スプリンクラーも電磁弁と同じように井戸水は水質の観点から使用は推奨されておりません。そのため今回はもしノズルが詰まったとしても簡単にノズルだけを替えられるMRMストリームヘッドを採用しました。
MRMスプリンクラーは、ノズル部分をペットボトルの蓋のように手で回して簡単に取り外し交換が可能です。
井戸水はそのまま無計画に使用するとすぐに散水機を故障させてしまうかもしれない水ですが、正しく水質を確認し、リスクも分かった上で活用すれば、やはり日々の水道代がかからない有用な水です。
ぜひ井戸水を使用して散水したいと考えている方は、そのメリットとデメリットを考えてご利用ください。
今回のお客様は、電磁弁の故障した場合のリスクを無くすために手動散水を選択され、スプリンクラーは詰まりが出たとしてもノズル交換だけで補修が簡単にできるよう考え、今回のご計画で設置させていただきました。