自動潅水の見積りと製作図の実例から導入のための相場を解説
この記事は
・自動潅水の相場を知りたい方
・自動潅水でどんな部材が必要か知りたい方
・スプリンクラーの設計方法を知りたい方
上記のような方のお役に立つ内容です。
はじめに 前提条件
今回は縦5m、横10mの約50㎡の現場にポップアップスプリンクラーを施工するとしての見積りと図面をご紹介しながら解説していきます。
前提条件
・水道配管13A 水圧300kPaの水源あり
・コントローラーは電源式 電磁弁システムはプロ仕様
・スプリンクラーはMRMストリームヘッドの使用を想定
Point
配管口径13Aというのは、一般的な蛇口の大きさです。戸建て住宅であれば13Aの口径はあると考えてよいでしょう。水圧は地域によって様々ですが300kPaは平均的な水圧です。
電磁弁システムのプロ仕様とは、下記写真のような埋設された電磁弁システムです。
1、計画図を描く
自動潅水はまず図面を作成することが必要です。
実際に作図すると上記図面のようになります。
スプリンクラーは実際に配置を仮定して弧を描くことで全体の掛かり具合を確認します。
POINT
・スプリンクラーの飛距離は積算上ではカタログの性能数値よりも短くして設置するとして描きます。散水機.comでは75%(10mなら7.5m)
スプリンクラーの水が風などの外的要因により想定飛距離に届かない場合も考慮します。
・スプリンクラーは、それぞれの弧が重なり合うようにします。
風などの影響で水が当たらない場合を防ぎます。
・散水範囲より飛び出して良いかどうかで飛距離や散水角度を調整する
建物や隣地に水が飛散しても良ければ、半径の長いノズルを利用したり360°で広範囲に散水することも可能です。
②何系統かを考える
実際に作図をすることで、スプリンクラーがどの飛距離でどれくらいの角度のものが何本必要かがわかりました。
次に考えるのは何系統で運用できるかです。系統とは電磁弁の個数です。
散水機.comのスプリンクラーはそれぞれノズルごとに流量が決まっています。
①水量は各配管の口径によって流量が決まります。スプリンクラーの合計水量が配管水量を超えないようにします。
※給水管13Aにより、流量16ℓ/min。積算上は半分の8ℓ/時を超えないように計算します。
流量を16ℓ/minギリギリで運用を想定すると、そもそも現場状況で実際には水がそこまで来ないケースや、例えば戸建てで洗濯機やトイレなど、どこか別で水が利用されると上手く散水出来ないことがあります。
今回使用するMRMストリームヘッドは
Cノズル 2本 180° 合計水量 6.44ℓ/min
Gノズル 4本 90° 合計水量 6.28ℓ/min
配管の流量 8ℓ/minを超えていませんね。
まとめ
以上から、
・コントローラーは電源式
・スプリンクラーは合計6本使用
・流量と散水角度から調整して2系統の運用
このような構成要素が見えてきました。
実際に見積もりに落とし込みます。
まとめ
以上から、
・コントローラーは電池式
・電磁弁システムは1系統
・ドリップチューブは100m分必要
このような構成要素が見えてきました。
実際に見積もりに落とし込みます。
③実際の部材見積もり
見積の構成としては
以上となります。
施工費について
施工費ですが、今回の規模であれば約30万円~50万円程度が参考施工費となります。(2人工で2日間 汎用部材費・諸経費込みの想定です)
スプリンクラーを設置する場合、例えばすでに芝生が張っている現場なのか、これから貼る現場なのかなど施工タイミングによって日数が変化します。
水道管を通す必要があるので、植栽設置前に工事に入るのが一番価格が安く、施工後も綺麗な仕上がりになります。
※参考施工費はより詳細な物件情報が必要ですのでぜひ一度オンラインでの無料相談にてヒアリングさせてくださいませ。
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