プロの造園家が10年選び続ける理由——自動潅水のある庭の価値

荒木造園設計 槇村様、山口様にインタビュー

こんにちは。グローベン株式会社 散水機.com運営担当の矢野です。
大阪府池田市を拠点に、数多くの高品質な庭づくりを手がけている荒木造園設計様。シンプルで洗練された和洋折衷の空間提案で定評のある同社は、実は10年以上にわたってグローベンの自動散水システムをご愛用いただいています。今回、散水機.comでは、なぜ荒木造園設計様が私たちの潅水システムを継続して導入してくださっているのか、その理由と現場のリアルな声をじっくりお伺いしました。
1. 庭づくりの設計思想
「植物の生育には水が不可欠」——これは造園の世界では当然のこと。しかし荒木造園設計様では、それを単なる知識ではなく、実践的な思想としてすべての庭づくりに組み込んでいます。
「お施主様のライフスタイルに合わせて樹木も選びます。
例えば共働きのご夫婦であれば植物は成長の遅い植物を選定します。
逆に植物をたくさん愛でたいと思っている人にはどのくらい手入れをしてあげる必要があるのかなど、その家だけの手入れ資料も作成しています。」
荒木造園設計様は設計から施工、そして樹木・下草のお手入れや花の植替えなどの維持管理まですべて請け負います。現場経験のある方が設計技術をお持ちの方も多い荒木造園設計様のスタッフは、施工スタッフも図面通りにただ仕上げるのではなく、設計担当者と施工責任者が現場でその時の植物、石の表情を見極め、設計図面の内容を修正しながら工事を進めることが出来ます。
2. 荒木造園設計様が語る「自動潅水の役割」
「お施主様が、立派な庭をありがとう。でも維持する自信がない」と言われたことがあります。そのお悩みを軽減できるのが自動散水の強みです。
そして「自動潅水は“完璧な解決策”ではなく、“手間を軽くしてくれる補助役”。その前提でお客様に丁寧に伝えています」
槇村様がお施主様に伝えるこの姿勢は、多くの現場経験から得られた知見に基づいています。水の当たりにムラが出ることもあれば、環境や樹種によっては手水が必要な場所もある。植物によって水を多く求める植物、少ない量で十分な植物がある。だからこそ自動潅水は“補助”として使ってほしい、という誠実な想いがそこにはあります。
「自動潅水を導入することで水やりはかなりの時間お手間を減らしてあげることが出来ます。夏場はご旅行の時に数週間家を空けるとしても庭の心配がなくなります。」
このように、潅水設備が単に労力を減らすだけでなく、生活の質を高める役割を果たす——それが荒木造園設計の考える潅水設計です。

3. なぜグローベンを選ぶのか
潅水システムのメーカーは数あれど、荒木造園設計様が「迷わずグローベンを選ぶ」と言い切ってくださる理由は明確です。
「図面に基づいた散水計画図の設計、材料拾い、参考施工費の提示。これがあってはじめて、安心してお客様に提案できます。それをグローベンは全てやってくれてこちらも手間が省け、信頼できる会社だからです。」
グローベンでは、潅水設計の初期段階から図面に合わせた材料選定や散水敷設図、システムフロー図の支援を行っています。これにより、造園設計と潅水設備設計が矛盾なく噛み合うため、設計者・施工者全員が同じゴールを共有できるのです。

散水計画図

システムフロー図
「他社では、散水計画図は自分で拾い出さないといけなかったり、物件規模によっては対応してくれないところもある。その点グローベンはどんな規模の案件でも丁寧に対応してくれているのもありがたい点です。」
また散水機の色や質感といった細部への配慮も評価ポイントの一つ。散水時以外は地面に埋まるポップアップスプリンクラーに、ドリップチューブのブラック色は景観に馴染みやすく、「庭の景観を崩さない散水機設置」が可能になる点も高く評価いただいています。


4. 現場写真紹介:岡山の庭



荒木造園設計様について
荒木造園設計様はリーガロイヤルホテル大阪の庭園をはじめ数々の庭を手掛けた、昭和の関西を代表する造園家・荒木芳邦さんが創業した会社です。
関西から東京近郊、九州は屋久島まで美のある庭を手掛けてられており、日本全国に築き上げたネットワークがあるため遠方の作庭のご依頼も請けていただいております。
荒木造園設計様の公式Instagramです。施工写真のほか、スタッフのお人柄を垣間見ることが出来ます。
荒木造園設計様のご住所です。GULIGULIという荒木造園設計様が運営しているカフェが併設されており、荒木造園設計様ならではの庭を楽しみながらお食事が楽しめます。
荒木造園設計様の剪定の考え、スタッフの方々の姿を拝見できます。
- 槇村様、山口様 お忙しい中ありがとうございました!
荒木造園設計の作庭されるお庭に、当社の自動散水機があることでお施主様がより前向きに庭を楽しめる環境を整えることが出来大変嬉しく思っております。
今後ともよろしくお願いいたします!

取材日2025年5月20日
インタビュアー 矢野勝