子供たちとより長く接する時間がつくれました
東高殿幼稚園様 松河理事長にインタビュー
こんにちは。散水機.comの矢野です。
今回は大阪市旭区にある学校法人東高殿幼稚園の理事長 松河様にインタビューをさせていただきました。
昨年2023年に自動散水システムを導入させていただいております。
今回は自動散水導入のきっかけや、実際に使用してみてのご感想などをお伺いしました。
教育の現場に自動散水導入をご検討されている方はぜひ最後までご覧ください。
東高殿幼稚園について教えてください。
東高殿幼稚園は1953年に創立しました。
「幼児期に必要な経験は何か」、「豊かな感受性を持つ子に育つにはどんな環境を用意すればよいか」を常に考え行動させていただいております。
在園中に園児たちが、力強く生きていくための土台となる力をしっかりと身につけ、学ぶ楽しさを十分に知り、希望と自信をもって小学校に進学してほしいと願っています。
自動散水が必要と思ったのはいつ頃ですか? またきっかけは何でしたか?
水やりを簡略化するということは数年前から議題には上がっていました。導入を決定したのは昨年の余りにも暑い夏を経験し、これはもう先生に水やりをお願いするのは酷であると考えたからです。
自動散水の導入はかなり迷われましたか?
私は元々は自動散水の導入は反対の意見を持っていた側でした。
東高殿幼稚園では、季節ごとに咲く樹木や、野菜・果物などが取れる場所を用意しています。
子供たちに「観察」して欲しい。水やりをして種から花が咲き実をつける。そしてその実が子供たちの口に入る。その一連の流れを知って欲しいという気持ち。
そしてそれは先生も日々水をあげることで、育てている植物にすぐに変化に気付き子供たちに伝えるチャンスでもあると考えていたからです。
どのようにその悩みを解決されたのでしょうか
やはり夏の暑さが凄すぎたというのがあります。水を暑さで適切な量をあたえて、先生が植物をチェックするような時間が実際あるのかという点がありました。
そこで考え方を変え、水は自動的にでるので、水やりの労力を減らし、「集中して観察できる」環境を作っているのではないか。
と思うようになりました。
実際に導入してみていかがでしたでしょうか?
先生方からの声も評判が良いです。夏場は朝昼夜水を挙げる時間を確保する必要がありましたが、それがグッとへりました。
何よりも子供たちとより長い時間接することができる時間が増えたと感じています。
自動散水を通して子供たちの学びの場を支える
東高殿幼稚園は街中にありますが、沢山の季節の植物、作物を育てています。大阪の街中でありますが、春になるとアゲハチョウが来てくれる。そのチョウが卵を産み、サナギから蝶になるまでを子供たちと観察する。
これはミカンの木があるからこそできることです。
種や苗から育てて収穫した野菜や果物を皆で食べたり、芋餅を作ったり、ハーブを摘んだり…家庭ではできない豊かな体験を通して、知的好奇心の芽を育てます。
その子供たちの自然観察・食育に自動散水が役に立っています。
松河理事長 お忙しい中ありがとうございました!
取材日2024年3月26日
インタビュアー 矢野勝