【個人邸への自動散水導入事例】土じゃなくてもチューブの設置は可能です。
【個人邸への自動散水導入事例】土じゃなくてもチューブの設置は可能です。
今回は新築の個人邸に自動散水を導入させていただきました。
この記事では
① ほとんどコンクリートで固められているお庭の方
② プランターの植物に自動散水を取り付けたい方
③ ベランダガーデンを希望されている方
上記ような方のお役に立つ内容です。
土壌とプランター散水の課題
今回のお庭は大部分がコンクリート・レンガで固められており、植物は全てプランター内に存在しているお庭でした。
プランターの課題
プランターの場合植物が根を伸ばすことに制限がかかり、自然の雨では水が不足してしまうため定期的な人の手による水撒きが不可欠です。
そのために旅行に行きづらかったお施主様が旅行中も安心できるようにと、自動散水をご採用くださいました。
施工の課題
お庭が土ではない土壌状態のため、通常使用する散水用チューブの設置が困難でした。
杭を地面に打ち込むことによって固定させますがその工法が使えないことから別の方法を行う必要がありました。
施工のポイント
ドリッパーノズルの使用
今回の現場では、プランターに適した散水方法として、ドリッパーを選定しました。ノズルのところで水量を調整することが可能であり、ドリップチューブよりも吐出量が多いため、素早くプランター内に水を浸透させることができます。
軟質プロテクターの活用
コンクリートの庭に設置する際の最大の課題は、チューブの固定方法でした。
杭を打ち込むことができないため、チューブが自由に動いてしまい景観を損ないやすい状況でした。この問題を解決するため、今回は「軟質プロテクター」という部材を導入しました。
硬質プロテクターは、チューブをしっかりと覆うことで、チューブがまっすぐに保つことが出来ます。
これによりコンクリートの庭でも出来るだけスマートな設置を行わせていただき、機能性だけでなく、細やかな配慮が、依頼主に大変喜ばれました。
設置前
スタンド式でどこでも設置可能
おわりに
いかがでしたでしょうか。
プランターの植栽は人為的な水やりがかかせません。今回は戸建てでしたが、例えばマンションのベランダや、屋上緑化。様々なシーンで意外とチューブが固定できないというケースが出る可能性があります。
一番は初期計画段階から自動散水も計画し、渡り配管などを事前に設置するのが一番ですが、出来ない場合もこのような方法で設置をすることが可能です。