簡易式コントローラーでの失敗例
ここでは簡易的な散水コントローラーについての失敗例についてご紹介いたします。
ホームセンターなどで良く見られる簡易的な散水機。お値段もお手頃で大好評のようです。私も散水機を売る上で、こういうものが一般的に出回ることで、自動散水にお金をかける文化が日本にも根付くような気がして、嬉しい気持ちもあります。
しかし一方で、散水機.comにお問合せいただくお客様から、ホームセンターで販売される散水機に関するお困り相談が急増しているのも事実です。いくつかご紹介いたします。
ケース1 樹脂部品で蛇口と接続
お客様からのご相談内容
水圧が強すぎて抜けてしまった。
別荘だったので水が駄々洩れになった。
樹脂製品なのでぶつけて破損した。
失敗の原因解説
上記の失敗例のほとんどが、蛇口とコントローラーを繋ぐ樹脂製の継手が原因です。蛇口コネクターとも呼ばれるものですが、この部材を選んでしまったことによるトラブルが多く報告されております。
水圧の高い地域ですと、最初は綺麗に接続出来ていても、ウォーターハンマーによって次第にズレていき、最終的にはいつの間にか外れているなんてケースも見られます。仮に設置場所が1ヵ月に1回しか行かない別荘だったらどうでしょう?水は1ヵ月出しっぱなしになってしまいます。
散水機.comの解決策
この問題に散水機.comは何年も取り組んできました。樹脂の種類や色を変えたり、試行錯誤をしました。しかし一番水圧がかかる部分である蛇口コネクターは樹脂ではダメだ・・・という結論に至り、水圧のかかるコントローラー1次側の接続部品を金属化しました。
また独自の開発によりコストを抑え、価格据え置きで金属化に成功しました。ぜひこの安心感をお買い求めください。
ケース2 増えるコントローラー
お客様からのご相談内容
緑地が分散しておりタイマーの数が多い
タイマーそれぞれの設定変更が面倒
今どこが出ているのかが把握しにくい
失敗の原因解説
上記の失敗例は、すべての散水エリアを1つのタイマーで管理する計画を立てず、手撒き用の水栓だけを取り付けてしまったことが原因です。
水源はあっても、緑地と緑地が飛び飛びに配置され、コンクリートなどで遮られている場合、すべてのエリアを統合して管理するタイマーを設置することが難しくエリアごとにタイマーを付けざる負えない状態になってしまいます。
散水機.comの解決策
新築工事や、外構工事の時に渡り配管を必ず入れるようにしましょう。
渡り配管とは、別のエリアに水を供給する為のLエリア間をつなぐ役割を果たす配管のことを指します。
この渡り配管を入れておけば、後から自動散水を導入することになってもタイマーでの集中制御が可能になります。
散水機.comでは、設計図面の作成を無料で行っています。その設計図面には渡り配管をどこに何本設置するのかまで明記しています。
自動散水を今導入するのは予算などの兼ね合いで難しくても、ぜひ散水機.comに依頼し図面を作成し、渡り配管だけでも仕込んでおけば、自動散水の後付け設置が可能です。
散水計画での失敗例
ここでは散水計画の失敗例をご紹介いたします。
プロに頼んで散水機を入れたけど、植物が枯れてしまった、水が行きわたっていない、というお客様や、適当に散水を計画したらとんでもないことになってしまった・・など様々な失敗例がございます。これは散水機.comの現場でも例外ではありません。これから自動散水システムの導入をご検討している方はぜひご覧いただき、計画段階での参考にしていただけれは幸いです。
ケース1 植物に水が行き渡らなかった。
お客様からのご相談内容
ぜんぜん水が出ていない。
苔が枯れてしまった。
見た目が悪い。
失敗の原因解説
この現場は苔という植物の性質を理解しないまま、ドリップチューブで散水を行おうとして、結果として水が行きわたらず、苔の成長を妨げる結果になってしまいました。ドリップチューブは樹木などの根に点滴のように水をあげる散水機で、空気中に舞う水分を取り入れ成長する苔には不向きでした。またドリップチューブは露出配管となり、せっかくの苔庭の景観を乱してしまっています。
散水機.comの解決策
苔庭を散水スプリンクラーにしなかったのには色々と理由があると思います。
設置費の金額や飛散範囲の問題などから散水スプリンクラーを断念するお客様が多いのも事実です。散水機.comではドリップチューブとさほど変わらない金額で設置できるミニチュアの散水スプリンクラーをご用意しております。スプリンクラー=高い、広くないとダメ、というイメージは過去のものです。ぜひお問合せ下さい。最適な散水機をご提案いたします。