自動散水システムの費用について

自動散水の費用について

よくある質問の中で、自動散水システムって一体いくらかかるの?というご質問を頂きます。また導入後のランニング費用についてもやはりこれと言った指標がなく、分かりにくいとご意見をいただきます。本コラムでは、機材と設置費の参考価格と、設置後の水道料金などをまとめました。

Q.自動散水システムの設置までにかかる費用について

個人邸の自動散水

A.規模や機器の内容で変わるのでお見積りをする必要があります。

自動散水システムについてはひとつとして同じ状況の物件はありません。ので都度お見積りが必要です。見積については無料ですので、その見積金額が一つの指標になります。下記に参考価格を記載します。

下記にて個人邸の散水現場について、散水コントローラーの比較をしました。

電源式コントローラー
AC100V電源式自動散水コントローラー

散水機器材費   ¥271,000
取付参考施工費  ¥90,000
塩ビ管等(材工共)¥30,000
※諸経費除く

設置参考費 約¥391,000

耐用年数10年~
広範囲の散水に対応

水栓用コントローラー
水栓用散水コントローラー

散水機器材費    \60,000
取付参考施工費      ¥40,000

※諸経費除く

設置参考費 約¥100,000

耐用年数5年前後
20平米前後まで

手動散水 手撒き
自動散水導入前の手動散水

ホースリール代        ¥5,000
人件費 年間   \413,960

※諸経費除く

参考費用 \418,960

※表示はすべて設計価格で消費税などは含まれていません。 
※施工費、市販部材は参考価格です。実際の場合とは異なる場合があります。
※配管基礎工事、電気工事などは含まれません。 
※当社試験値を元に算出した数値ですので、実際の設置状況では誤差が生じる場合がございます。

結論!

ご覧のように、意外と人件費とは高いのです。たとえお施主様が手撒きで水やりを行ったとしても、毎日決まった時間から30分間散水を行うとうものは到底難しいものなのです。自動散水とは初期投資のかかるもの、時間と価値をお買い求めいただく、とお考えください。またプロ仕様と簡易使用については散水する規模から、選択するのが一番良いかと思われます。例えば、ベランダの散水に何十万もするコントローラーを入れて散水するのは見た目もコストパフォーマンスも良くありません。適材適所の機材選定をさせていただきます。

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Q.ランニングコストってどのくらいかかるの?

 

電源式灌水コントローラー

A.ランニングコストをまとめました。

自動散水に必要なランニングコストは水道料金と電気料金になります。下記は50平米の緑地帯に様々な散水機を導入し、種類別に水道料金と電気料金を比較しました。コントローラーは電源式散水コントローラーを使用した場合を想定しております。

下記にて代表的な散水機別のランニングコストを算出、比較しました。

ドリップチューブ
ドリップチューブ式散水

【50㎡分】チューブ100m

散水機器材費   ¥58,750
取付参考施工費  ¥67,500

※諸経費除く

設置参考費 約¥126,250

水道料金目安ランニングコスト
1日合計30分を散水

年間約8,800円

スプリンクラー式散水
ポップアップ式スプリンクラーでの散水

【50㎡分】スプリンクラー6本

散水機器材費   ¥45,800
取付参考施工費  ¥58,000
塩ビ管等(材工共)¥90,000
※諸経費除く

設置参考費 約¥193,800

水道料金目安ランニングコスト
1日合計10分を散水

年間約8,100円

簡易ミストノズル
簡易ポイントタイプミストノズルでの散水

【3.0㎡分】ノズル5個

散水機器材費   ¥17,800
取付参考施工費  ¥34,500

※諸経費除く

設置参考費 約¥52,300

水道料金目安ランニングコスト
1日合計30分を散水

年間約8,300円

結論!

各散水機の1時間あたりの吐水量だけで比較を行うと、判断を間違える場合があります。ドリップチューブは吐水量が少ないので散水時間は長く、スプリンクラーは吐水量が多いので散水時間を短く設定します。結果的に同じ量を散水しているということになります。また簡易ミストのように小型でも吐水量の多いものは散水量が多くなり、小規模でも水道料金がかかる場合があります。

この散水計画はどのくらいのランニングコストになるの?とご相談いただければ、ある程度の数値を出すことが可能です。ぜひご相談ください。

自動散水ランニングコストについてのお問合せはこちら
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Q.人件費で導入費用をペイできますか?

A.水まきに人件費が発生している現場なら確実にペイできます。

人件費と自動散水システム導入費の比較について。植物・植栽の管理に人件費がかかっている現場に、自動散水システムの導入をお奨めしています。その理由として、自動化することにより省力化ができ、設置費用のモトが取れてしまうからです。ここでは自動散水システムを導入した場合としなかった場合について、一例を挙げて比較していきたいと思います。

マンションの自動散水

【想定する現場】

マンション外構の緑地帯が50㎡ 1m×50m

【自動散水システム】

電源式コントローラー制御 ドリップチューブが100m

自動散水システムの導入と非導入のコスト比較
自動散水システムの導入と非導入のコスト比較
自動散水システムの導入と非導入のコスト比較

表をご覧ください。

確かに自動散水システムの導入コストは高く、イニシャルコストはかなりかかります。しかし一方で人を雇って手まき散水を行う場合、1年以内に自動散水導入コストを上回ります。つまり1年以内に自動散水のイニシャルコストは元を取れるということです。

コスト逆転の要因は2つ

①手まき散水のロス率。感覚はひと様々、結果多く水を撒いてしまう
②年々高騰する人件費もランニングコストを押し上げている

以上のような結果になります。

つまり・・・・

実は生垣への自動散水システムは高いものではありません。簡易的なコントローラー、そしてドリップチューブがあれば十分水をまくことが可能です。ぜひ枯れた場合との金額の比較をしていただき、自動散水導入のご検討をよろしくお願いします。

 

導入比較についてのお問合せはこちら。
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参考資料

ドリップチューブ延長距離の使用水量と水道料金(愛知県名古屋市)目安
16mmドリップチューブ採用の場合 吐水量:下記表を参照してください。

ドリップチューブ延長距離の使用水量と水道料金(愛知県名古屋市)目安
(1㎥ =11 円換算)
※現場状況により水量、流量が変わる場合があります。
※当社試験値を元に算出した数値ですので、実際の設置状況では誤差が生じる場合がございます。
※水道料金は地域によって大幅に異なります。算出した水量は自動散水に使用される分だけです。
※水道料金は基本料金を除いた愛知県名古屋市の平成28年4月現在の従量分を1㎥=11円で算出しています。

プロC コントローラー 消費電量目安(中京圏)目安
AC100V 電源式プロCコントローラー採用の場合 消費電力:7.2W

プロC コントローラー 消費電量目安(中京圏)目安
(プロCコントローラー消費電力7.2w/h)
※当社試験値を元に算出した数値ですので、実際の設置状況では誤差が生じる場合がございます。
※電気料金は地域によって大幅に異なります。算出した電力は自動散水に使用される分だけです。
※電気料金は基本料金を除いた愛知県名古屋市の平成28年4月現在の電力量分を1kw/h=28円で算出しています。

 
散水機.comへのお問い合わせはこちらまで。
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Q.自動散水システムのメンテナンスや耐用年数はどれくらい?

A.弊社の想定耐用年数は7年を想定しています(簡易仕様を除く)。メンテナンスも必要ありません。

 

 

 

 

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