ポップアップスプリンクラーの仕組み
目次
地面から飛び出るスプリンクラー
ポップアップ式とは?
ポップアップ式スプリンクラーとは、
英語の「Pop-up」(現れる・飛び出す)という意味そのままに、散水時のみ、スプリンクラーヘッドの一部とノズルが地表に飛び出す、芝生文化のアメリカ発祥のスプリンクラー方式です。
アメリカのコメディー映画などで、芝生に立ち入った主人公が突如散水を開始するスプリンクラーに驚く~というシーンが記憶にある方もいらっしゃるかもしれませんが、まさにそれです。
ポップアップ式スプリンクラーの動きを動画でご確認ください。
MRMスプリンクラー(節水タイプ)
ポップアップ式スプリンクラーの仕組み
ポップアップ式スプリンクラーの仕組みは簡単で、図のように配管内を通ってきた水がノズルを押し上げることによって、スプリンクラーが地上面に露出します。また細かく作られた特殊ノズルから高圧で水が吐出されることによって、より遠くまで水を飛ばすことができます。
散水しない時は地中に格納されるので、お庭や緑地帯の景観を乱すことなく、効率的に散水が可能です。また水の力だけで動くので、配管とスプリンクラー本体に通水すれば、動きます。
ノズルは誰でも簡単に交換できます。
トップに配置されるノズルは簡単に取り外し可能です。散水機ドットコムで扱っているスプリンクラーのほとんどがノズル交換式で、散水箇所に応じてノズルを変更して、飛距離を調整します。ノズルの種類は豊富に取り揃えており、お客様の現場にあった飛距離のノズルを見つけることが可能です。もちろん、ノズルの選定も散水機ドットコムにお任せください。
ノズル本体でも微調整可能。
またのノズル本体でも飛距離や水量が調整可能なモデルもあり、プロの細かい要望にお応えいたします。図のように専用レンチを使えば、20%前後の可変が可能です。現場に入る前には標準値の飛距離で散水計画を立案して、現場施工時に現場の水圧・水量を考慮して微調整を行う必要があります。ノズルの調整については専用レンチが必要となり、スプリンクラーをご購入いただく際にご一緒にお買い求めいただくことをオススメいたします。
砲金性(金属製)は最適ではない。
樹脂のスプリンクラーは壊れやすい、という一方的な意見がありますが、散水機ドットコムでは屋外で使用するスプリンクラーは経年劣化して当然との考えから、劣化しやすい部分が交換しやすく、いつまでも標準スペック通りの性能を発揮できるスプリンクラーを採用しています。
砲金性スプリンクラーは元々、農業用を流用したもので、古くなると配管に固着して交換が難しくなったりと、別次元のものです。
右の写真のように素材・形状共に異なった仕様になっています。
基本は『Head to Head:ヘッドトゥヘッド』
散水機ドットコムのポップアップスプリンクラーは角度を正確に調整することが可能ですので、図のようにボックス型の散水計画を立案することが可能です。基本的にはスプリンクラーの散水飛距離と隣のスプリンクラーまでの間隔が同じように設置計画を立ててるのが理想です。敷地が長方形の場合には四隅に90°の可変スプリンクラー、縁沿いに180°を並べていき、中央部分に360°全円回転のフルサークルを並べて水が行き渡るようにします。
※Head to Headとは、均一水が掛かるように、水の飛び出した先に別のスプリンクラーがある理想的な状態を表します。他社は360°(円形)のスプリンクラーを中央に配置する荒い散水計画が主流で、四隅が濡れません。
散水スプリンクラーの施工事例をご覧ください!
散水機ドットコムの散水スプリンクラーいかがでしょうか?
地中埋設ですっきり配置できるポップアップスプリンクラーは、散水以外にも見た目がかなり面白く、見た目も涼し気です。メンテナンスも簡単で、長くお使いいただけます。
散水計画や材料のお見積りはお気軽に。下記リンクよりお問合せください。2022.4竹澤